自衛隊を辞めてコンサルに転職した話
使命感を失った僕が、もう一度働く意味を見つけた日
「辞めたい。でも、辞めたらどうなるんだろう。」
そう思いながらも行動できずにいた自衛官、公務員、会社員の方へ。
この記事では、僕・りすまるが自衛隊を辞めてコンサルティング業界に転職したリアルな体験と、そこで得た気づきをお話しします。
転職のきっかけ
自分にとって一番大切なものを守るためにどうすべきか真剣に考えだしたのが、僕が転職を考え始めたきっかけでした。
体力検定1級を取得し、幹部上級英語課程も修了し、与えられた任務には全力で取り組んでいました。
誇りと使命感を持って働いていたからこそ、メンタル不調があっても、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める」ことがへっぽこなりに最大限できることだと常々思っていたので、「辞める」なんて考えたくなかったのです。
けれど、家族を持ち、守る対象が変わったとき、そのままの生き方を続けることに迷いが生まれました。
その問いから逃げられなくなったのが、転機の始まりでした。
自衛隊で得たもの:責任感・誠実さ・学び続ける姿勢
自衛隊で学んだ最大の財産は、「責任を持ち、誠実に任務を果たす力」です。
上司でも部下でも、誰からも学ぼうとする姿勢。
それは民間に出た今も、僕の仕事の根幹になっています。
実際にクライアントから言われた言葉
「誠実で、最後までやり切る姿勢が信頼できる」
この言葉を聞くたびに、自衛隊で培った価値観は間違っていなかったと感じます。
「責任」「誠実」「学び続ける姿勢」。
これはどんな職場でも求められる、普遍的なプロフェッショナリズムだと今では確信しています。
辞める決意:使命感の喪失に気づいた瞬間
自衛隊の仕事はこれ以上ないやりがいがあります。ですが決して恵まれた労働環境ではありませんでした。
特に幹部は残業だらけです。そして残業代は出ません。3等陸尉時代は話残業300時間、手取り21万円という月もたくさんありました。今の時代では考えられないようなパワハラも・・・
それでも使命感と責任感で耐えていました。
その結果メンタル不調に陥り、自殺未遂にまで至っています。
それでも「任務だから」と踏ん張り続けました。今思えば、視野狭窄に陥り自衛官として仕事をすることに縋って自分の存在意義を確かめようとしていたのではと思います。
しかし、結婚を機に、「有事や大災害で身を賭す覚悟が無くなった自分」に気づきました。
使命感が無くなると、立ち続けるには、もう限界でした。
だから僕は、転職を決意しました。
それは「逃げ」ではなく、家族と自分を守るための戦略的な撤退でした。
未経験からの挑戦:自分の価値を“翻訳”する
僕はコンサル経験など全くありませんでした。
だからこそまずは、自分の経験を言語化・再定義することから始めました。
- 組織運営 → チームマネジメント力
- 作戦立案・訓練計画 → 論理的思考・課題解決力
- 国際交流業務 → コミュニケーション力・語学力
面接や書類では「自衛隊で何をしたか」ではなく、
「そこで得た力をどう活かせるか」を意識しました。
自衛隊の経験は決して特殊ではなく、ビジネスの世界にも通じる普遍的なスキルなんです。
現在:新しいミッションの中で生きる
今は大手コンサルティングファームで働いています。
激務ではありますが、「自分の判断で動ける納得感」があります。
家族との時間を大切にしながら、クライアントの課題解決に取り組む日々です。
そして気づいたのは、
「働く意味は与えられるものではなく、自分で選び取るもの」だということ。
同じように悩んでいるあなたへ
自衛官、公務員、会社員――どんな立場でも、
「このままでいいのか」と悩む瞬間はあると思います。
辞めることは敗北ではありません。
次のステージで、あなたの強みを活かすための「戦略的な一歩」です。
? この記事を書いた人:りすまる
元自衛官。現在はコンサルタントとして働く。













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